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Teploobmen’s diary

興味のあること、調べたことなど、雑多にまとめていきます。調べている内容の途中経過を書くこともあります。

「イノベーション」と政策

(注意)本稿はこれから調べていきたいと考えている内容をある程度網羅的に記述した中間的なものです。精査しきれて内容や、誤った内容が投稿されている可能性があります。

 

最近「イノベーション」という単語をニュースよく耳にしないだろうか?

イノベーションの具体的な例としてよく取りあげられるのは故スティーブ・ジョブズ氏が率いるApple社だろう。

 

ネットだと所謂「意識高い系」の用いるワードとして取り上げられるようだ。

意識高い(いしきたかいけい)とは、リスクに対してアグレッシブ[1]にチャレンジし、クリアなビジョンを持って社会にイノベーションを起こしていこう[2]とアクションする若者たちのこと。 

 

意識高い系 - アンサイクロペディア

また、日本では「技術革新」という言葉が「Innovation」の邦訳として割り当てられている。

www.meti.go.jp

と、このように日本では割と不遇な「イノベーション」だが、近年はこの「イノベーション」の創出を目玉にした政策が各国で打ち出されており、注目すべき動向である。

しかし、この「イノベーション」という言葉が、一体何を意味するのか、自分も含め十分に理解されないまま、この単語が用いられているように思えた。

そこで、今後「イノベーション」とは何なのか、整理した後、各国の政策の概況をまとめるため、ここで私の有している情報を整理しておきたい。

え?専業主婦がどうとかいう記事はどうしたって?あれは遊びですよ遊び。こっちは大まじめにやっているほう。いいね?

1.イノベーションとは何か?

1.歴史

1.ヨーゼフ・シュンペーターの提唱

 "Innovation"を最初に提唱したのはヨーゼフ・シュンペーターだ。

ヨーゼフ・シュンペーター - Wikipedia

シュンペーターイノベーションを、経済活動の中で生産手段や資源、労働力などをそれまでとは異なる仕方で新結合することと定義した[3]。そしてイノベーションのタイプとして、

  • 新しい財貨すなわち消費者の間でまだ知られていない財貨、あるいは新しい品質の財貨の生産
  • 新しい生産方法の導入
  • 新しい販路の開拓
  • 原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得
  • 新しい組織の実現

という5つを挙げている。

イノベーション - Wikipedia

2.広義な「イノベーション

さて、ここまでwikiの切り貼りになってしまったがもう少し続けさせてほしい。シュンペーターの定義の後、さまざまな学者によって「イノベーション」とは何か、議論が続けられてきた。英語版wikiによると現在では以下の定義が網羅的であるとされている。

イノベーションとは、次のいずれかに該当する。

・創作、または経済・社会的領域において採用、同化、開発されること

・製品、サービス、市場の更新と拡大

・新しい製造方法の開発

・新しい経営手法の確立

これは、プロセスと結果いずれにも適用できる。」(筆者意訳)*1

ま、ぶちゃけなんでも「イノベーション」に該当しうる。この定義に従えば、製品の改良も「イノベーション」であるとされる。

 ただ、一つ言うべきは"Innovation"について、いずれの定義にも「新しい組織の実現」「新しい経営手法」などがあり、「技術革新」という翻訳は不適切だといえる。

 この「イノベーションとは何か?」という問いは、今後世界のイノベーション政策を見ていくうえで、重要となりえる。時間をかけて突き詰めていきたい。

 

2.イノベーションと政策

 さて、本題だ。では、各国は「イノベーション」についてどう考えているのだろうか?すべての国を網羅することは難しい。そこで、以下の国について、中心的にしらべていきたと考えている。また、現状把握している限りの各国の概況を記し、首脳らのイノベーションへの言及を引用した。

1.アメリカ

 アメリカにおいては、オバマ政権下でイノベーション政策が多方面で進められた。

未来を勝ち取る第一歩は、アメリカの革新を奨励することです*2

 トランプ現大統領がどのような姿勢でイノベーションに臨むのかは、今のところ把握できていない。

2.日本

 人口が減少傾向にある日本は、生産性向上の観点等からイノベーションへ期待が掛けられている。

「世界経済の成長を生み出すのは政府ではありません。経済界の皆さんであります。皆さんが互いに競争し切磋琢磨する中から、イノベーションを起こし、新しい付加価値を次々と生み出す。これ以外に持続的な成長を実現する道はありません。」*3

3.ドイツ

 おなじみドイツ。近年は"Industrie4.0"で世間をにぎわせていたりする。この国のイノベーション政策は、EUのそれと密接に関係しているようだ。

メルケル首相は、ドイツ全土でイノベーションを推し進めるため、シリコンバレーから学ぶという青写真を示した。」*4

4.中国

 隣国中国もまた、イノベーション(中国語で「創新」)への政策を打ち出している。近年の著しい成長から、徐々に経済が停滞していく中で、イノベーションに望みを託しているのではないだろうか。

「創新(イノベーション)を国の発展の中核に位置づける」

「創新による発展けん引を行う」*5

 他にもフィンランドエストニアなど、魅力的な国は様々あるが、資料の量や言語の障壁などの観点から、あまり深入りはしないこととする。十分深入りしてる気がするし中国語に至っては読める気がしないが

 上記の国の調べものに飽きたら余裕があれば調べていきたい。

 

3.まとめと課題

 さて、おおよその概況はまとまったが如何せん不十分だ。今後完成度を上げていきたい。各国の政策は隅に置くとして、現状考えている問題点・疑問点は以下の通りだ。

 質問等や間違っている点があれば コメント下さればお応えします。

・・・どうでもいいが「ヨーゼフ」を予測変換しようとすると「ヨーゼフ・シュンペーター」より先に「ヨーゼフ・シュトラウス(音楽家)」が出てくるんだが・・・なんでだ・・・いや、ヨーゼフ・シュトラウスの作品嫌いじゃないが・・・

*1:"Innovation is production or adoption, assimilation, and exploitation of a value-added novelty in economic and social spheres; renewal and enlargement of products, services, and markets; development of new methods of production; and establishment of new management systems. It is both a process and an outcome.",Crossan and Apaydin (2010),

http://www.torkar.se/resources/jss-edisonNT13.pdf の中で記述されている定義。ただし、本定義は、様々な「イノベーション」の定義が列挙されているうちの一つであるようにも見えるため、精査が必要かもしれない

*2:原文:"The first step in winning the future is encouraging American innovation.  None of us can predict with certainty what the next big industry will be or where the new jobs will come from.  "、Google翻訳を使用、Remarks by the President in State of Union Address

*3:平成28年4月21日のB7東京サミット開会式での演説、内閣府「首相の一日」、B7東京サミット開会式

*4:原文:Chancellor Merkel outlined her goal of learning from Silicon Valley in helping grow the dynamics of innovation throughout Germany. 、SAP、SAP Schools Angela Merkel on Innovation, Silicon Valley-Style

*5:李首相の2016/3/5全人代での演説、日本経済新聞電子版(2016/3/5)、

中国、技術革新に重点 5カ年計画、改革と成長の両立課題 :日本経済新聞