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Teploobmen’s diary

興味のあること、調べたことなど、雑多にまとめていきます。調べている内容の途中経過を書くこともあります。

PPAP問題続報―ベストライセンス側の出願は却下される見通し

知的財産 社会

 

 過去記事で取り上げたPPAP問題だが、3月8日現在で、ベストライセンス側は商標権の獲得に失敗する公算が大きいことがわかった。

teploobmen.hatenablog.com

 

1.ベストライセンス側の商標出願

1.不適切な手続き

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 さて、エイベックス側より早く出願されていた「商願2016-128344」だが、12月5日付けで手続補正指令書が送られ、その後1月23日に却下処分通知が送付されている。「手続補正指令書」というのは、出願書類が所定の様式を満たしていなかった場合や、出願手数料未納の場合にその旨を通知し、様式を直したり料金を納めるよう促す書類だ。ベストライセンスは商標また「却下処分通知」とは、不適切な手続きを却下する前に出願人に弁明の機会を与える処分*1だ。弁明書は、送付日次の日から数えて30日以内、つまり、1月24日までに提出しなければならない。

 ベストライセンスはかねてより、商標出願料を納めないことで有名であり、恐らく今回も出願手数料を収めなかったことが原因だろう。

 また、2月15日現在*2では、この「弁明書」は特許庁に送付されていないようだ。

 つまり、ベストライセンス側の出願は却下される公算が非常に高い。同様に、その他のPPAPに関するベストライセンス側の商標(「ペンパイナッポーアッポーペン」、商願2016-133239)も手続補正指令、または却下処分通知が下っている。

 

2.ピコ太郎氏側の商標は?

 ピコ太郎氏側―つまりエイベックスの商標(商願2016-112676)はどうなっているだろうか?安心してほしい。きちんと手数料が納付され(それが当たり前なのだが)、現在審査中だ。ただ、気がかりなのは通常知的財産の取得を妨害するために用いられる「刊行物等提出書」が提出されていることだろうか。少なくとも現時点では何とも言えないが、滞りなく進めば遅くとも今年の上半期が終わるころには何らかの結論が出ていることだろう。おとなしく見守っていよう。

 

3.終わりに

 しっかし、大言壮語していたわりに何というか初歩的なところで引っかかった事案だた。ところで少し気になったのだが、通常これらの処分通知などは全て郵送されるのだが・・・彼の事務所のポストはどうなっているんだろうか?・・・想像するのも恐ろしい・・・この記事を見ている皆さんは特許庁への手数料はちゃんと払いましょうね・・・

*1:ガイドライン第9節

*2:データベースの更新があった日、3月8日閲覧