Teploobmen’s diary

興味のあること、調べたことなど、雑多にまとめていきます。調べている内容の途中経過を書くこともあります。

税!税!税!ートランプ氏を取り巻く税の問題

 シリアへの攻撃、そして北朝鮮への軍事的圧力が大きく取り上げられる中で、アメリカでは税についても問題が大きく動き出している。

 その内容は大きく分けて二つ。アメリカの税制改革とトランプ大統領自身の納税に関する問題だ。

 両者は互いには関係ないが、いずれも今後のアメリカの情勢を見ていくうえで非常に重用な論点となるため、ここでまとめていきたい。

 

 

1.アメリカの税制改革問題

1.1.概要

 トランプ大統領は、4月11日(日本時間12日)に放送されたFOXニュースの取材で、税制改革の期限を設けず、オバマケアの廃止に注力したいと語った。

 トランプ氏の主張する「1兆ドル規模の公共投資」をFreedom Caucusから支持を得たうえで実現するためには、予算の1/3を削る必要があるという点については、以下の記事で述べたとおりだ。この予算の捻出に苦慮していると考えられる。

 

teploobmen.hatenablog.com

 

 トランプ氏は、上記のインタビューで、オバマケアの削減によって、財政支出数百億ドル*1(注:翻訳が不正確な可能性あり)減らすことができると主張している。

 そのうえで、本来なら8月までとされている税制改革の期限について、「期限を設けたくない」と明言を避けている。 

 

1.2.影響

  また、私が聞き取った範囲では、インフラ投資についても「税制改革の後だ」と語っている*2。このニュースによって、トランプ大統領の政権運用能力、そして税制改革やインフラ投資への期待がしぼみかねない。

 恐らく、このまま何も起こることなく週が明ければ所謂「地政学リスク」を避けて買われていた円は元に戻るだろうが、円買いの地合いは変わらないだろう。

 予算策定の期限、つまりアメリカの政府機関が封鎖される危機が今月末に迫る中、トランプ大統領はより慎重な政権運営が求められる。

 また、トランプ氏がメディアにこう語ったということは、やはりFreedom Caucusは債務膨張を伴う財政政策を認めていないと言えるだろう。

 

 ところが、トランプ大統領にはもう一つ、個人的な問題がある。

 

2.トランプ大統領個人の問題

 実は、トランプ氏はまだ納税申告をしていないのだ。この納税申告は4月18日までとされている。納税申告を行わないと罰則の対象となるが、それにとどまらずトランプ氏に批判的な筋はトランプ大統領の一連の政策との利益相反を疑っているようだ。

 

 トランプ氏に批判的な向きは、同氏の投資や一連の事業が税制や規制、対中国および対ロシアなどの政策上、利益相反のリスクがあるかを見極める上で、申告書の開示が有益になると主張する。

トランプ氏の納税申告、米下院歳入委が民主党の開示要求退ける | ロイター

 

 また、おそらく本人は気にしていないだろうが、トランプ氏に納税申告の公表をを迫る大規模なデモが発生している。マスコットは「トランプチキン」だ。

 

www.afpbb.com

 

 最新の情報は、主に以下から入手できる。

 

 このままの流れで行けば恐らくトランプ氏は納税報告はしないだろうが、つい先日納税報告書が流出する事件があっただけに、利益相反が見つかるリスクは常に内在していることを意識しなければならないだろう。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 また、仮に利益相反が見つかるような事態になった場合、トランプ政権の誕生によって円高に振れた日本経済は深刻な円高危機に見舞われることを覚悟しなければならないだろう。

 以下の報道をみる限り、多分Wikiリークスは今頃必死に納税報告書のリークを全裸待機してんだろうな・・・

www.huffingtonpost.jp

*1:原文:hundreds and hundreds of millions

*2:上記動画の1:35辺り