Teploobmen’s diary

興味のあること、調べたことなど、雑多にまとめていきます。調べている内容の途中経過を書くこともあります。

ロステレコム(Tick:RTKM) 安全性、キャッシュフロー分析

 以前に引き続き、ロステレコムのファンダメンタル分析を行っていきたい。

 今回は、投資する上で最も重要となる安全性とキャッシュフローの分析を、直近5期について行っていきたい。

 

 

1.安全性分析

1.1. 短期安全性

 短期的な安全性を示す指数は、以下の通りになった。

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 いずれも、安全性の目安となる100%を下回っており、短期的な支払手段には不安が残ることがわかる。

 

1.2.長期安全性

 長期的な安全性を示す指数は、以下の通りになった。

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 固定比率は100%以上が望ましく、固定長期適合率は100未満が望ましい。ロステレコムはいずれも基準を満たしており、固定資産は安定的な資金で調達されていることがわかる。

 

1.3.資本調達構造

 自己資本比率、負債比率は次のとおりになった。

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 ここから、多くの資本は自己資本によるものであり、かつ負債残高の8割に匹敵する自己資本保有していることがわかる。逆を言えば、内部留保が多く、資金を効率的に運用できているかどうかは怪しい、ということだが。

 

1.4.インタレストカバレッジレシオ

 金融費用と事業利益の比であるインタレストカバレッジレシオは、次の通りになった。概ね金融費用の2倍以上を稼ぎ出していることがわかる。

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2.キャッシュフロー分析

 次は昨年度まつまでのキャッシュフロー分析を行う。

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 ここから、投資活動、返済いずれも営業活動による営業利益によって賄うことができていることがわかり、健全な財務状況であるといえる。ただ、期末現金及び現金同等物残高は順調に減少しており、注視が必要かもしれない。

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3.結論

 以上のことから、現金残高の減少、短期的な支払余力には不安が残るものの、非常に健全な財務状況であることがわかる。経済制裁下の不況にもかかわらず、ここまでの業績を残すとは素晴らしい。ま、国家によって競争が制限されているせいかもしれないが。

 以上の結果を踏まえ、ロステレコムへの投資を決断した。

 ただ、他のファンダメンタル分析が済んでいない上、ロシアには他にも魅力的な銘柄があり、比率は追って決めて行きたい。というのも、今金のETFを4万円分保有しており、以前決めたポートフォリオに従えばロシア株を16万円分購入せねばならず、買い余力はまだまだあるためだ(笑)

  今選定を進めている企業がロステレコムを含め4社あるので、1/4に相当する4万円分を買い付けてみたい。